今気になっている本(2018.10現在)

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最近気になっているんだけど購入せずにいる本がいくつかある。

すごくすごく気になるんだけど、積ん読を崩すまでは手をつけない・・・我慢・・・と自制している(あと単純に金がない)。

こうして気になる本を放置しておくと、後々何が読みたかったのかを忘れがちなので備忘録がてらリストアップしてみたい。


気になる本について


・みんな彗星を見ていた

副題が「私的キリシタン探訪記」とされているように、とあるきっかけによって切支丹の聖地が数多くある長崎からキリスト教大国スペインまでを探訪した作者が書き綴ったノンフィクション小説です。

私はまだ読んだことがないけれどノンフィクション作家としてはかなり人気らしい星野博美さんの作品。

基本的に切支丹が題材になると暗い雰囲気になりがちなのだが、このエッセイはそんな感じじゃなさそう。

そして、現代の作家さんがリアルタイムで日本のキリスト教史に興味を抱いてこうした作品を書いてくれていることがとても嬉しい。

私は、すごく掘り下げ甲斐があるテーマだと思うんだよなあ。

あの辺りの歴史は面白いというと語弊があるかもしれないけど、本当に興味が尽きない。

もし自分がもう一度大学生をやり直せるなら、日本のキリスト教史を専攻して研究してみたいなーと妄想したりしてる。

以前はこちらの本、単行本しか無かったので買うのを躊躇っていたんですけど、最近見直したら文庫が発売されてるじゃないか!!!

欲しい~~~~!!



・祈りの島 五島列島

祈りの島 五島列島

祈りの島 五島列島

こちら、大型書店で面出しされていてビビッときて開いてみた。

やっぱり世界遺産になったから今注目されてるんですかね~。

開いてすぐに書かれていたこの詩。

五島五島へ 皆行きたがる 五島やさしさ 土地までも
五島極楽 行て見て地獄 二度と行くまい あの島へ


禁教時代のお盆で歌われていた囃子歌だそうで、この短い詩だけで五島で一体何が起きたのかわかると思う。

長崎で規制が厳しくなり、自由な新天地を求めて赴いた五島にも役人が追いかけてきて発見され、棄教を迫られ、拷問された切支丹たち。

当事者たちにとっては、”二度と行くまい あの島へ”と歌われるほど凄まじく辛く、悲しい体験だったのだろう。

そのことを考えるといつも、しくしくと胸が痛むのだ。

いつか欲しい、写真集のひとつ。



・すべての男は消耗品である。最終巻

すべての男は消耗品である。 最終巻

すべての男は消耗品である。 最終巻

村上龍が80年代頃からずっと書き続けていたエッセイが、なんと驚きの最終巻!!!

確かに、そろそろ終わってしまうかなあと感じるような失速感はあったけれども・・・いざとなると寂しいなあ。

最近の同エッセイには結構辛口な口コミも書かれていたのですが(昔の方が切れ味が良かっただとかなんとか)、でも誰だって歳を取れば角が取れて丸くなるのは当たり前だし、まあ作家としてセンセーショナルなものを書き続けなければならないのは事実だと思うけど、エッセイでくらい力抜いてもいいんじゃないの、なんて甘い(?)ことを考える私。

カンブリア宮殿ではわりかし周囲に気を遣って良いおじさんっぽい感じを醸し出している村上氏だけど、昔のエッセイでは世間の色んなことに対して悪態をつきまくっていて、それがすごく面白くて好きだった。

どんなに乱暴なことを書いていても、この人に関しては何故か許せてしまう特別な愛嬌のようなものを文章の中から感じていた。

でも最近では、

「基本的に下の世代には興味がない」

というようなことをはっきりエッセイの中で書いている。

今まで主に若者を中心とした社会問題をテーマにして小説を書き続けてきた人がこんなことを言うなんて・・・と思ったのは記憶に新しい(そう言えば近年の小説でも”オールドテロリスト”っていう爺さんたちがテロ起こす話書いてたな)。

でも私は、作家としてはもちろんだが人としても村上龍が何故か好きなので、この発言に対して批判的な感情が沸くよりも先に「あ~おじいちゃんになっちゃったんだなあ」と感じた。

強烈な好き嫌いを伴うが、「偏愛」は強烈な武器であったはず。果たして、その「偏愛」は日本から消えたのか?人気シリーズ「最終巻」に込めた村上龍の静かな怒りが、胸に突き刺さる。


それでも作品紹介にはこんなことが書いてあるのだし、まだ村上龍の怒りは燃え尽きたわけではないのかもしれない。

「怒りが無ければ小説は書けない」と言っていたのは確か村上氏自身だったはずだ。



・白痴

白痴 1 (光文社古典新訳文庫)

白痴 1 (光文社古典新訳文庫)

ドストエフスキーは”罪と罰”、”カラマーゾフの兄弟”、”地下室の手記”は読んだことがある。

次に読むなら”白痴”だな!と思っていたのだが、つい最近光文社が新訳を最終巻まで発売し切ったようなので、いずれ買いたいと思っている。

K氏がドスト先生好きなので影響されているんだが、まあ明るい気性の人が読む作家ではないよね(笑)

私も然りなのである。



豊饒の海

春の雪―豊饒の海・第一巻 (新潮文庫)

春の雪―豊饒の海・第一巻 (新潮文庫)

こちらは最近舞台化されるという三島由紀夫の傑作。

ずっと気になってはいたんだけども、舞台広告の本作品からの引用にビビッときた。

又、会ふぜ。きっと会ふ。


ただこれだけの短い文なんだけど、何故か好きだと思った。

というのもこの作品、全4巻ですべての主人公が違う人なんだけど、通じて転生の物語らしいのだ。

ということは、すべての主人公が実は同一人物ということなのかなと予想しているんだけど。

うーん三島が書く転生もの・・・気になる・・・。

装丁も文庫ながら美しくて(なんかキラキラしてる)、いずれ新品で買いたいと思っている作品です。


うーん、今のところはとりあえずこんなものだろうか・・・。