人と働くということ①

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最近、ちょっと職場へのストレス値がじわじわと上がり続けている気がする。


社会人になって8年目。

2つの会社を経験し、異動もあったのでいくつかの職場を見てきた。

通常の4大卒の人よりも少し早く就職した私は、どこの職場へ行っても大抵若手の部類だった(アラサーの今でもそうなのだ)。

その中で心から思ったのは、


社会人、年上だろうが何だろうがオカシイ人はいっぱいいる


ということ。


オカシイっていうのは色んな意味でだけど。

単純に仕事の出来が悪い人、非常識な人。

オカシイという言葉にふさわしくないが、何らかの精神的な病気を抱えた人、おそらく発達面での障害がある人。


すごく角が立つ発言をしている自覚はあるけど、私は何も差別的な気持ちでこういうことを言いたいわけではない。

特に事情がある人に関しては、無知なりにできる限り理解をしたいと願っているけれど、それは“理性”の面の話で、“感情”は時間を重ねるごとに疲弊していく。


フォローする側に負担がかかるのは職場環境を整えられない上司の責任という面もあるかもしれないけど、今まで私自身は、

問題を自覚しているのに改善しようとせず当人が自爆するケース や、

事情を抱えた当人が周囲に迷惑をかけてもまるで平気な顔をしているケース

にばかり出会ってきたので、どうしてもその人に対する批判的な感情はわいてくる。

あとでそれなりの弁解もするつもりだけど、とりあえず積もり積もった愚痴を書かせていただきたい。


上司(Tさん)のケース


① 自爆ケースの上司、Tさんのはなし。


Tさんは、私が新卒で就職した会社で出会った人だ。

彼女は社会人になりたての私にとても丁寧に仕事を教えてくれた。

他の人たちからも大いに頼りにされていて、就業時間以外もスキル向上のための勉強に充てる努力家な人だった。

しばらく一緒に仕事をした後、Tさんはもっと色々な仕事に挑戦したいという理由で新しい職場に異動することになった。

更にその数年後、私もまた同じようにTさんがいる職場に異動することになったのだが、当時の私はのんきに「顔見知りのTさんがいるから安心だ」と思っていた。


カオスな職場


実際に次の職場に行って現状を目の当たりにしてみると、仕事量に対して人員が足りてない上、上司のマネジメントが全然行き届いていないことがすぐに明らかになった。

特に驚いたのは、かつて人望があったTさんが現職場では煙たがられているという事実だった。


それは、前職場とは違ってかなり自分の融通が利くかたちで経営ができる立場になったTさんが、今いる社員数では処理しきれない(或いは忙しすぎて流れ作業的になってしまう)ような量の仕事を取ってくることが原因だった。


実績を上げたいからなのだろうが、質より量を求めるようなやり方だったし、そのせいで社員一人一人の負担が大きく、パートの人にまで給料に見合わない責任&量の仕事を任せていた。

後で分かったことだが、経費を握っている職場の最高責任者(Tさんとはまた別の人)が事業計画で年間経費から人件費を削って事業費に充てていたので、人が足りなくても新しい人は雇えず、かといって事業費が余れば翌年の経費を減らされる危険があるという状況に陥っていたのだ。

当時の最高責任者(Hさん)は若い女性で、おそらくマネジメント経験が皆無だったと思われる(Tさんもほぼ同様)。

そういう人に経営を任せてしまうと、こんなことが起こるのか・・・と当時のことを思い出すとゾッとする。


板挟みで叩かれる毎日


私は中間管理職っぽい立場で異動してきたので、正に板挟みだった。

無駄に小器用なタイプなので新しい職場の人たちともそこそこ仲良くなれたけど(一部の意地悪な人には冷たくされることもあった)、内心ではやっぱり負担だった。

Tさんも上手くやるタイプだと思っていたが、仕事のやり方が現場の人たちと合わなくて溶け込む機会を無くしてしまったみたいだった。


同僚達からTさんへの愚痴を聞き、時に「abomiさんからTさんに言ってください」と詰め寄られ、片やTさんとHさんからは「一度増やした仕事を減らすのは難しい」「出来ないと言う前にやるべき」と切り捨てられる。

HさんとTさんも雇われの身である以上その言い分はわかるんだけど、今思うと何の対策も取ってくれない人らが言う台詞じゃないよねと思う。

でも当時の私はどっちの言い分も全く間違っているわけじゃないと思っていたから、余計に苦しかった。


痩せていく上司


私は新しい仕事を任されるのは構わない。

でも頼りにしていたTさんに、慣れない仕事についてアドバイスを求めても真摯に受け止めてもらえないのはしんどかった。

むしろ相談するとその分求められる成果のハードルが高くなることに途中で気付いた。

自分で慣れて、調整していくしか無いのだと。


長い間、私はずっとTさんは仕事が出来る人だと思っていた。

実際、Tさんは取引先の人との繋がりを広げるのも保つのも上手く、事務処理も早くて、頼りがいのある人だったはず。

でももう少し職歴を重ねた今、振り返ってみるとTさんは上司としてはものすごく仕事ができない人だったと言わざるを得ない。

繰り返し言うけど、何故ならTさんは全くと言っていいほどマネジメントができてなかったから。


本来上司というのは、仕事の全体把握と進捗の調整、何かあった時の責任をとる立場だと思う。

でもTさんは、取ってきた仕事を周囲に振るまではするものの、自分が手ぶらになるとその分また新しい仕事を抱えて首が回らないほど忙しい状況に自分を追い込む人だった。

Tさんの自席の机は、片付けが追いつかない資料の山で常にいっぱいだった。

そんな状況では、部下が助けを求めてきても適当な対応しかできないはずだと今ならわかるんだけど・・・。


ちなみに当時この話を姉にしたら、姉は「机が汚い人って大抵仕事できない人だよね」と言っていた。

そのとおりだった(笑)


このままでは心身を病みそうだと思った私は、ひとまず最初に自分に課していた「1年間は頑張る」という目標だけを心の支えにしてなんとか年度末までその状況を堪え忍んだ。


自分だけが辛いと思っていた時期もあったけど、その1年間でTさんがどんどん痩せていき、持病の偏頭痛で遅刻してくることが増えていったので、Tさん自身も現状をかなり負担に感じているんじゃないかと思い始めた。

実際、年末に近くなった頃に人事面談をした時、HさんからTさんは今年度いっぱいで退職するつもりであることを伝えられた。

さらに、Hさんも異動すると言う(笑)

その流れで私も今年度いっぱいで退職したい旨を伝えると、Hさんはかなりショックを受けていた。

「ずっと続けてくれると思ってた」とまで言われたのには、この現状で私がそんな前向きな考えを持っていると思われていたことに驚愕したし、この職場を荒らしたのはそもそも私じゃないし、後の事なんて知らねえよと思った。

むしろここで残されて、二人の仕事の後始末をさせられるなんてまっぴらだった。


仕事を辞めた原因もろもろ


私が最後に抱えていた事業は、上司の手で規模ばかり大きくされた挙げ句丸投げされたものだった。

当の上司はやはり全くと言って良いほどフォローしてくれないので、別の職場の人にアドバイスをもらうために何度も何度も電話して仕事のやり方を教えてもらった。

さらに、親しくなった同僚達に大いに助けてもらって、なんとか無事に終わらせることができた。

それ自体は本当に有り難かったし良い経験になったけど、何故近くに居る上司が全く助けてくれないのかと思うと苦しかった。

Hさんに至っては異動先の引継ぎに夢中で他人事だし(これは無責任すぎて本当にむかついた笑)。


私は、新しい仕事を任されることは構わない。

でも教えてすらくれない仕事をとりあえず「やれ」とだけ言われるのは無理でしょう。

やってみて覚えるというようなレベルのことではなかったし、ミスしたら後々影響が残るようなことも多かったので、1年間不安しか無かった。

それなのに、特に最後の仕事に関してはたまたま事故を起こさず無事に終わらせることができただけなのに、最終的には上司2人に「ほらね?やればできるでしょ?」というような反応をされたのにも心底脱力した。

キャパを超えた状態でむりくり処理できたからって、それは「やればできる」とは違う。

そんなこともわからないのかと(結局現場の実態が何も見えてなかったのでしょう)。


加えて私にとって致命的だったのは、職場の治安がすこぶる悪かったということ。

敷居が低かったせいなのか、頭の狂ったクレーマーが度々出没するのだ。

何十分も怒鳴り続けたり、暴力を示唆するような言葉で脅しつけてきたり、実際に胸ぐら掴んできたり。

(↑さすがに胸ぐらは男性社員に対するものだったけど)


それなのに、深夜の時間帯に私が最終責任者(当時20代前半)として職場に置かれることが多々あった。

一応警備のおじさんが常駐していたけどお年を召した方だったので正直言って心許ないし、本当なら男手が欲しいところ若手の女子かおばさんしかいない職場。

ここで何かあっても私は見捨てられるだろう、という確信があった。


だから、(客に)殴られる前に辞めよう (゚Д゚)、ペッ!!


本当のところ、それが一番の理由だったかもしれない。

当時は「自衛の術を身につけるべきかもしれない」と真剣に考え、空手教室に通おうかと思うくらい私としては深刻な問題だったのだ・・(笑)


辞めた後に思ったこと


最後の仕事を終えて身辺整理をして、やっと退職できた時の気持ちは本当に爽快だった。


次の仕事を決めずに辞めたけど(転職活動と平行する気力がなかった)、そこは実家住まいだったので家族に感謝しかない。

ストレスで過食に走り、私はTさんとは逆で1年で6キロほど太ったorzが、一応無事に辞められて良かったと思う。


Tさんには最後っ屁として「あまり間を空けずに転職した方がいいよ」と言われたが、あれはあれで彼女なりの親切だったのだろう。

Tさんは最後の方は明らかに体調を崩しており、退職理由も実家に戻ってしばらく療養というものだったけど、実のところ次の職場をすでに決めた上での退職だったと後で聞いた。

あれだけ必死に自分(と周り)を追い込んでいたTさんも、結局のところ仕事のやり方に限界を感じていたってことなんだろうな。

正直言って自爆としか思えないけど、マネジメント経験が希薄な人に丸っと経営を任せてしまう本社にも問題があると思う。

おざなりなマネジメント研修も一応あったようだけど、あれが一体どれほどの役に立つのか。

トップもTさんも気の毒だったとは思うけど、もうああいう上司の下では仕事したくないというのが本音。


よくよく振り返れば、給料もクッソ安かったし、ブラックに近いグレーな職場だった(←別の職場を経験するとよく分かる気がする)。

若くて経験がないと、自分の中に基準がないのでそういうのもわからなかったのである。


しかし、自分が「限界だ」と感じた時点で見切りをつけて退職して良かったと本気で思っている。

辞めるか続けるか迷う中で、「もっと大変な仕事をしている人はたくさんいるし、自分は甘いのかもしれない・・」とも何度も思った。

でも、実際甘かったとしてもそれでいいやと思うのだ。


それぞれ限界は違うのだし、辞めることは別に逃げではない。

むしろ無理して心身を壊して休みを重ねたりしたらその方が職場の人たちにとっては迷惑だったと思う。


私はひとまず1年は頑張ると思って、それを目標にして堪えることができたけど、もっと深刻な人は早急に退職した方が良い。

働くための資本である心身を壊してしまったら復職まで時間もかかるし、元も子もないからね。

すぐに辞められないとか、色々事情はあるだろうけど保険に入ってれば失業手当も貰えるのだし、そこはできる限り自分の精神状態に正直になった方が良いと思うのでした。


つづく・・・
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