読書をする皆さんは、一体どんな環境で本を読んでいるのだろうか。
これまでの私にとっては、授業中、通勤・通学中、旅行中、就寝前・・・というのが主だった読書をするタイミングだった。
そのため読書スポットという視点で語ろうとすると、教室とか電車や新幹線の中とかベッドの上とか、そういうつまらないものばかりになってしまう。
しかし、K氏とお付き合いするようになり、彼も本が好きなので読書デートなるものをよくするようになった。
そこでゆっくり読書ができそうなスポットを色々と探したところ、やはり本に特化したカフェが一番良いのではないかということになった(家だと寝てしまう)。
おすすめブックカフェ(時々バー)
1. 森の図書室
今のところ、一番のお気に入りはここ。
17時までがランチタイムでドリンクのみなら1000円(+席料500円)で何杯でもおかわりできる。
17時以降はディナータイムになるので別料金である。
お酒を飲むこともできるので、しっぽり飲みながら読書したい人には最適なんじゃないかと。
来店する人は基本的に皆読書か作業をしに来ているので、おしゃべりメインは少数派。
かといって話してはいけないような雰囲気というわけでもないので、本を読みながら時々おしゃべりするにはうってつけ。
静かすぎず、五月蠅くもなく、絶妙にちょうど良いのです。
2. 梟書茶房
池袋に最近できたドトールとコラボのブックカフェ。
こっちは食事や飲み物も充実しているせいなのか、いつ行っても大盛況です。
席に当たり外れもあり、運が悪いと大声でおしゃべりするおばさんや女子たちの近くに座らねばならないことも・・・。
店内に並ぶ本の数は森の図書室よりも少ないけれど、簡単な紹介文だけで中身がわからないように包装した本を店頭で販売しており、それによって自分では普段選ばないような本を手に取るきっかけを作ろうとするコンセプトがあるようです。
こんな感じのお店ってあるようでなかったな~となかなかワクワクしました↓
3. アール座読書館
一人で読書するためのスポットとしてはこちらもおすすめ。
昔高円寺の近くに住んでいたのでよく行っていました。
ここは私語厳禁なので基本おひとり様専用ですね。
店頭にも書いてある通り、おしゃべりを楽しみたい場合はアール座の上階にあるエセルの中庭というカフェに行った方がよろしいです。
店内には観葉植物や水槽がたくさん置いてあって1人掛け席に座るとほどよく死角ができるのですごく落ち着くし、1人読書や作業をしたい場合は集中できます。
ただし夏は冷房が入っておらず蒸し風呂のように暑かったので注意(笑)
4.コクテイル書房
本のある雰囲気で飲みたい!という人にはこちらもいいと思います。
店主さんが変わった人で、本好きが高じて店を開いたんだなあ・・っていうのがしみじみ伝わるような雰囲気の方です。
置いてある本のセレクトが他の店に比べるとザ・古書なので人を選ぶ店かもしれません。
ここは気に入った本は購入することができるのでそれがとてもありがたい。
昨今の本屋では滅多に見かけることがない遠藤周作の狐狸庵閑話を発見した私は即買いましたとも。しかも格安!
あとは食事も凝っていて、店主さんが読んだ本に出てくるレシピにちょっとアレンジを加えた料理を出してくれます。
私のお気に入りは大正コロッケ(壇流クッキングより)。
おそらくおからコロッケなんだけど、めちゃウマです。
0. BOOK AND BED TOKYO
それから一度行ってみたいなと思っているところとしてはこちら。
ここは宿泊施設を兼ねていて、いわばゲストハウス的な感じの場所のようです。
一応カフェ使いもできるようだけど、人数制限が厳しそうなのと時間も夕方頃まででちょっとコスパが悪そうな気がしたのでまだ行ってみたことはありません。
いずれ一人で泊まってみてもいいかもな。
読書デートは奥行きが深い
ところで、読書デートって映画デート並に沈黙多いだろうし会ってる意味なくない?というツッコミもあるかもしれないので言及しておくと、これがやってみると意外に楽しいのです。
お互いに読んでる本はぜんぜん違うんだけど、どこまでいった?もう少し?どんな話?とかいうことを思いついた時に誰かに聞いたり話したりできるのは良いものです。
そして何よりこのデートには終わりがない。
良い言い方をすれば、どこまでも奥行きのあるデートなのです。
読みたい本がある限り永遠に続けられるものなので、「それっていいじゃん!」と思った今日この頃でした。