ドラマ版「きのう何食べた?」にただただ癒されるのだが


先週末はひとり自宅でゆったり過ごせた。

月曜も土砂降りだったし、特に出掛ける用事もないので撮り溜めしていたドラマ板「きのう何食べた?」を9話まで一気に見た。

いや、いいね!!!

全体的にのほほ~んとした雰囲気の中にも、主人公2人がマイノリティとして日々の暮らしをどんなふうに生きていくか?っていう哲学的なテーマも含まれている。

途中まで展開に見覚えがあったため、そういえば漫画を1巻だけ読んだことがあるのを思い出した(たぶん)。

薬味たっぷり素麵なんて、私、過去に真似して作ったことあるじゃん??!と。あれとっても美味しいし素麵を効率よく消費できます。


やっぱりご飯をテーマにした漫画とかドラマって好きだなあ。もっと若い頃は確実に興味なかったと思うんだけど、そういうところにネガティブな意味ではなく好ましい老いを感じる。

第1話の「卵とザーサイと葱を中華風で炒めた何か」も美味しそうだったし、「玉葱とニンニクの鰹のたたき」も食欲をそそりすぎる。それから2人が初めてのクリスマスを過ごした夜の筧さん手作りディナーも良かったなあ。真似したい。

毎年特別なメニューをその日だけ作って2人で食べるってシチュエーションがいいよね。

2人で食べた初めてのご飯に対して「特別だよ、このメニューは」というケンジさん可愛いなあ。

私は記念日とかはわりと気にしないタイプだけど、1年毎とか季節毎とかのルーティーンがあるという状態は好きなので(どんな癖)毎年同じメニューを欲する気持ちはすごくよくわかる。


公式ガイド&レシピ きのう何食べた? ~シロさんの簡単レシピ~

公式ガイド&レシピ きのう何食べた? ~シロさんの簡単レシピ~

というわけで、さすがにミーハーかなあと思いつつこのレシピ本が気になるでござる。


実写でTVの雑音もなく2人で向き合って「美味しいね!」と言いながら食べてる様子を見ると改めて良い食卓だなあと頷くばかり。

ダイニングテーブルの大きさ(2人でも4人掛けサイズ。ふむ。)、その他家具の配置、キッチン周りの収納とか、そういうところをガン見している。

ちなみに筧さんちはオーブンレンジとパン用のオーブンが別々で置いてあって、さらにキッチンに魚焼き機もついてた。

結構機材が多いのだな。個人的にはオーブンはなくてもいいかなあと思うけど、オーブンで焼いたパンはオーブンレンジとまた違って美味いのだ(実家にバルミューダ様がある)。

そうそう、「食パンに関しては俺はパンドラの箱を開けてしまったんだよ!」という台詞にも大いに共感(笑)

できれば1斤100円で済ませたい気持ちはやまやまなんだけど、私もこの前セブンイレブンで買った金の食パンが美味しくて感動したし、実家の家族も良い食パンをパン屋さんできちんと買ってる派なので、たまに家で食べると美味しくてこれまた感動するのです。


他にも心に残ったシーンは色々あったけど、9話で養子縁組を検討しているゲイカップルで、相方さんに財産を遺したいと考えている彼が「自分が歯を食いしばって貯めた金を田舎の両親にびた一文渡したくないんです」と言ったシーンが特にじわじわきた。

その台詞を言う瞬間まで、そのゲイカップルはのほほんとして平和そうだったし、筧さんと違って自分達がゲイであることにちっとも負い目を感じてなさそうな人達だったのに。

その言葉を聞いて、ああ、この人達だってここまですんなりと辿りついたわけじゃないんだよなあと思った。

マイノリティでも堂々としている人を見ると、この人はすごいな、何故そんなふうに強くいられるんだろう、いいな、私にはとてもできない・・・なんて、つい思ってしまうのだけど、そういう人達だって何の迷いもなく平然としているわけじゃないし、色んなことがあった上で今こうして自信を持って輝いてるんだよなと。

そんな感じで、ドラマでは直接描かれていない2人の辛抱と努力を思いを馳せて、勝手にジーンときたわけです。


生きづらい世の中で、この人となら大丈夫、がんばれるって思う人と出会えるのってすごい素敵なことだよねー。

その価値は、異性愛者とか同性愛者とか、はたまた無性愛者とか、そういう垣根を超えてすべて同等なものだと思う。

そして、その誰かと暮らすのってさり気ないことに見えるけど継続していくためには思いやりや気遣いが必要なんだなあ。

当たり前のことかもしれないけど、誰かとの生活を大切にしてる人ってみんなすごいなあと思いました。