なんとなく懐かしい

東京の某駅で毎年開催される東北復興祭なるものがあります。

「東京でねぶたが見られる!」ということで青森出身の母が毎年大層楽しみにしているのですが、ここ数年は私と姉も一緒に見に行くのが恒例化しています。

この時期の土日に開催しており、母は1日は実姉(私の伯母)と、1日は娘達と行き、しっかり2日間参加してます(笑)


派手なお祭りではないのですが、楽しみとしてはまず東北の美食が食べられることが大きいですね。

秋田のお米で作ったクラフトビールや、青森のにんにくつかみ取り、しじみ汁、お漬物、岩手の芋煮・・・・などなどなど。

私のお気に入りはでっかい焼き帆立!本当に美味しい。

今年は帆立の他に青森にんにくが入ったコロッケを食べました。


現地の人たちがご当地の特産品を持って出張してきて元気に売りさばいています。

面白いのは、店員さんだけでなく、お祭りに訪れる人も東北の人がかなり多いということ。

もう方言が飛び交って仕方ないんですよね-。

母も伯母といる時はほとんど方言です(何言ってるのかわからない時もあるが)。

昔から聞いてるからか、その会話を聞いていると不思議と落ち着くというかなんというか。

それはやっぱり、私自身が北にルーツがあるからだろうと思うのです。

母方親族が青森、父方祖父が秋田、父方祖母が新潟と、皆北の方から来ています。


うちの身内だけかもしれないけど、私の中で北の人たちってずっと暗いイメージがありまして、でもねぶたを見るとなんて陽気なんだろう~とカルチャーショックを受けます。

ねぶた祭りと言えばあの大きな提灯が最初に頭に浮かぶと思いますが、跳人(はねと)という踊り子も沢山いて、その人達のパワフルさたるや・・・。


最近は東京でも阿波踊りが見られるところが沢山あるのですが、比べてみるととても面白くて、阿波踊りの統率された美しい踊りに対してねぶたの跳人はかなり自由です。

踊りの型はありますが、周囲と合わせることよりもどれだけ跳べるかということに重きを置いているようです。

だから小さい子供も参加できるし(これがまた可愛いのだ)、色んな人が入り乱れてお囃子に乗せてラッセラー、ラッセラー、ラッセラッセラッセラー」のかけ声と共に跳びまくっています。


服装も男女差があまりなく、普通踊り子と言えば女性のイメージがあるかもしれないですが、ねぶたの跳人の場合は男性が花笠を被って跳んでいるところが見所な気がします。

とにかく迫力があるのです。

あと笑っちゃうのは、皆全力で踊るのですぐ疲れちゃうところですね。

長い道路を踊りながら通るのですが、後半は疲れ切っていて皆あんまり跳んでいません・・(笑)

この自由さが、見ていて楽しいですね。


私自身は東京生まれ東京育ちなのですが、東京に集まってくる地方の人たちの結び付きを見ていると羨ましいな~って思います。

赤の他人なのに同郷だとすぐ打ち解けられるのもすごいなと思うし・・。

でもそれだけ、上京して寂しい思いもしてきたんだろうな。

東北に限らず、やはりそれぞれの土地に魅力があって、囓る程度ではありますが旅行に行くと北も南も本当に良い場所ばっかりだな~といつも思います。

特に九州は人も明るいしご飯もお酒も美味しいし・・・。


てなわけで、ふるさとがない私にも、毎年この時期になるとふと何かが懐かしいような不思議な感覚を覚えるという話です。

こういう気持ちを郷愁というのでしょうか。


※一昨年くらいのベストショット。

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