自粛生活終了の兆しから読書へ思いを馳せる

来週から仕事が始まりそうです。

 

否、確実に始まるのだがまだ実感がわかない。というか心が受け入れてない(笑)

 

 

ほぼ仕事0の自粛生活を2ヶ月ほど続けてみたところ、この先ず〜っとこのままではキツイものがあるけど、数ヶ月程度なら私にとっては然程辛いものではないらしいというのが専らの感想でした。

 

むしろ、この時期でも変わりなく働かざるを得ない人や仕事を失った人、減額した人の方が大問題。

 

前にも書いた気がするが10万支給されたらとりあえず近所にある潰れてほしくない飲食店にガンガン課金したいと思う。

 

あと、この前ワイヤレスイヤホンをポケットに入れたまま洗濯してしまってオシャカになったので(GANTZ)新しいのほしい・・が・。次はそれなりにいいやつ買おう。

 

 

再び自粛生活の話に戻りますが、私のように突如時間を持て余すことになった人は、こういう時は世間の重苦しい雰囲気に飲み込まれて鬱々と過ごすか、自分なりに気分転換をしながら悠々自適に過ごすかのいずれかになると思います。

 

私はどっちなんだろう? と少し心配していたんだけど、こうして2ヶ月経過した今、思った以上に自分が自分の機嫌を取る術をいくつも持っていたことに気付かされた。

 

ほんの些細なことなんだけど、読書や映画鑑賞、普段は後回しにしがちな裁縫をしたり、新しいレシピに挑戦してご飯やお菓子を作ったり、家に花を飾ったり、ふらっと散歩をしたり、気に入っている入浴剤を入れて湯船にゆっくり浸かったり、思う存分眠ったりすること、などなど。

 

私は元から好きなこれらのことを、ある意味現実逃避のためにやっているんだろうと思った。

 

学生の時分からそうだった。

 

友達と遊ぶのも、旅行に沢山行くのもいいけど、ひとり自分の世界にこもって黙々と好きなことをしている時が一番ホッとした。

 

そういう経験が、今のような時に生きているのかなと思う。

 

あの時は、暗い行動だとばかり思っていたし(周りにもそう言われた)、現代語で言う陰キャだったかもしれないけど、ちっとも後悔していません。

 

あの時にああして過ごすことでしか感じられないことは、確かにあったからね。

 

というわけで、今、インドアであることにちょっとでも負い目を感じてる人には「思ってるよりもその時間は無駄じゃないよ」と伝えたいなと思った。

 

 

特に読書というのは、あまり明るい趣味と思われないし月並みな扱いを受けがちだけど、時に旅行をするよりもずっと能動的なものなのだよ。というようなことを、恩田陸が言っていた(以下引用)。

 

読書とは不思議な行為でアダプターもコンセントも必要としないし、道具も不要、空間の消費はほんの少し。生まれつき怠け者の私には最高の娯楽である。しかも、この娯楽の面白いところは、徹底的に個人的で、しかも極めて能動的であるということだ。電車の中で分かる通り、なぜか人は自分が目で追っている活字を他人に一緒に追われるのを非常に嫌がる。また、自分で本の表紙を開けて一字一字目で追っていくという動作をしなければ、どんなに大量の書物を持っていたとしても、読書という行為が永遠にスタートすることはない。

 

どうでしょうか。

 

私は読書って地味で簡単そうに見えるけど決して省エネだとは思わない。

 

ひとつの作品を読み切るために一字一字文字目で追っていくという作業と、その内容を読み解くという行為にエネルギーが要らないはずがない。

 

ある面では、旅行の計画を立てて、旅費を払い、飛行機に乗り、知らない場所を歩き回るのと同じくらい能動的な行為だと思う。

 

恩田陸の言うとおりだ。

 

 

そして、読書のもう一つの魅力とは、読んできた時間や言葉、その時感じた気持ちのすべてが心に残る財産になるところだ。これも旅行に近いかもしれない。

 

何かがあった時、何かを考えている時、ふとした瞬間に過去に読んだ本の一節が思い出され、その言葉に勇気づけられる。

 

“言葉が身になる”感覚とでも言おうか。

 

文字通り、読んだ言葉が自分の体の一部になるのである。

 

すべて個人の中で起きていることであり、写真のように人に見せることはできないけれど、絶対に無駄ではない、大切な経験だと思う。

 

 

私は過去に「(旅行したり色んな人と付き合ったりして)もっと外の世界を見ないとダメだよ」というようなことを言われたことがあるけど、本当にそうなのだろうかと思い続けてきた。

 

その疑問への答えは、先にも書いたように、必ずしも物理的な外界との接触や移動がなくても、心は育まれ得るものだと思う(頭でっかちにならないように気を付ける必要はあるけど)。

 

むしろ、外に出ることだけが自分の世界を広げる術だと思っている方が間違っている。いろんな方法があるのだよ。というのが、10代~20代前半くらいの頃に抱いていた自分の疑問への回答まとめだ。

 

私は、読書が好きでよかったと思う。

 

 

 

※テッシュケースも作ったんだ!


f:id:abomi:20200526224903j:image